歴史ある宝石

【リージェント】Regent Diamond
17世紀初頭インドのゴルコンダ地方で発見され、410カラットの原石からカットされたダイヤモンド。
名前は、ルイ15世のリージェントであったルイ・フィリップ2世が購入したことに由来しています。
フランス発音のレジャン、またはレジャン・ダイヤモンドとも呼ばれます。

ダイヤモンド原石を発見した鉱夫は、太ももの中に原石を隠し、鉱山から脱走。
その後、イギリス人船長にダイヤモンド原石の売却額を分けることを条件に乗船しますが、船長に裏切られ殺害されたとする逸話が残されています。

イギリス人船長はインド人商人へダイヤモンド原石を売却します。
商人から原石を購入した、インドのマドラス知事のトーマス・ピット(第11代イギリス首相のウィリアム・ピットの祖父)によってイギリスに送られ、ブリリアント・カットが施された結果、 140.5カラット(28.1g)のダイヤモンドと少数の小型のダイヤモンドに分けられました。

1717年、ルイ・フィリップ2世が135,000ポンドで購入します。
1722年10月25日ルイ15世の戴冠式、
1775年6月11日ルイ16世の戴冠式で使用する王冠に取り付けられるなど、フランス王家の貴重な宝石の1つとされました。

1792年には盗難にあいますが、1793年にある家の屋根裏部屋の梁の中から発見されます。 発見後もナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世)の剣、
ルイ18世、ナポレオン3世の王冠の装飾品として利用されました。
1887年からは、ルーヴル美術館で管理・展示されています。


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